夏も終わりが近づき、エアコンの掃除を始める方も多い時期。エアコンの掃除といえば室内機のフィルター掃除を思い浮かべますよね。しかし、意外に見落とされがちなのが室外機の掃除です。室外機の掃除もエアコンの性能を維持するためには非常に重要なため、今回の記事で簡単な掃除方法をご紹介します。
室外機の掃除は必要なの?
基本的に室外機は外に置くことが前提の機器のため、掃除が必須なものではありません。しかし、屋外に設置されることによりホコリや枯れ葉、虫など外部からの不純物により汚れやすくなっています。特に、室外機の周りに大きなごみが置かれていたり、枯れ葉や草に囲まれていたりすると空気の循環が悪くなります。それにより、エアコンの冷暖房の性能が落ち、電力消費が増えるというデメリットがあります。
そのため、定期的に室外機の周りや内部にごみが溜まっていないかを確認しましょう。また、下記で紹介するお手入れ方法を試して、エアコンの効率を妨げない状態にしておくと安心です。
室外機の掃除方法
自分で掃除できる箇所は下記の5つです。
- 室外機の天板
- 正面の吹き出しグリル(フィルター)
- 裏や側面のフィン(ファン)
- ドレンホース
- 室外機の周辺
掃除の前に
室外機に汚れやホコリが付いておらず、フィルターやフィンから中が見える程度にきれいであれば掃除の必要がありません。準備を始める前に、掃除が必要な状態か確認してみましょう。
掃除を始める際は、室内機の電源プラグをあらかじめ外しておいてください。
また、掃除の際は室外機を動かさないように注意しましょう。大事故や故障につながる恐れがあります。
準備するもの
- 雑巾
- ほうき
- 使い終わった歯ブラシ
- ちりとり
- バケツ
01. 室外機の天板
泥やホコリ汚れをほうきや雑巾でふき取りましょう。屋外に置かれることが前提のため、雨ざらしになっても問題ないように作られています。そのため、汚れが取りにくい場合は濡れた雑巾で再度拭いてみてください。
02. 正面の吹き出しグリル(フィルター)
ほうきや歯ブラシを使ってホコリを落としましょう。細かいホコリは歯ブラシが便利です。
03. 裏や側面のフィン(ファン)
ほうきや歯ブラシでやさしくホコリを取っていきましょう。室外機の設置場所によっては、フィンが見えなかったり、手が入らないところにあったりするので、場所は動かさずに見える範囲で気になる大きなごみだけをほうきで軽く掃除しましょう。
04. ドレンホース
ドレンホースは排水ホースとも呼ばれ、エアコン内で発生した結露を外に排出する役割があります。ドレンホース内に汚れが詰まると、室内機の水漏れやエアコンの故障につながりますので、汚れがあるか確認し定期的に掃除しましょう。
虫や枯れ葉が入っている場合は、手前の方であれば割り箸など長めの棒を使ってかきだします。詰まりがある場合は、市販のドレンホースクリーナーで掃除しましょう。
05. 室外機周辺
室外機から20㎝以内に物やごみなどが置かれていないか確認しましょう。あった場合は、近くから離し、もう一度置くことがないよう整理してください。
エアコンを利用するシーズン前後など年に2回程度メンテナンス作業を行いましょう。また、エアコンの故障や異音が起きた場合、室外機内部への汚れは無理に自分で対応せず、専門業者へ連絡しましょう。
まとめ
このように、エアコンの室外機の掃除はちょっとした手間ではありますが、エアコンの寿命を延ばし、性能を維持するためには必要不可欠の作業です。快適な生活空間の維持に、ぜひお役立てください。