毎日の食卓に欠かせないお米。そのため、炊飯器は意外にも出番の多い家電の一つとなっています。ほとんど毎日使うものだからこそ「炊飯器の電気代ってどれくらいかかるの?」「通常炊飯と早炊きで電気代は変わるの?」と、こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、炊飯器の電気代について、通常炊飯と早炊きの違いや保温時間による影響、そして電気代を抑える賢い使い方までご紹介します。
炊飯器の電気代
まず、炊飯器には加熱方法の異なる2種類のタイプがあります。それは、マイコン炊飯器とIH炊飯器です。それぞれ、特徴と電気代が異なります。下記で確認してみましょう。
マイコン炊飯器
古くからあるタイプの炊飯器で、釜の底に搭載したヒーターで熱を生み出し、お米を炊きます。IHに比べると、火力が劣るためムラになりやすいですが、シンプルな構造で比較的安価なのが特徴です。
年間の電気代(炊飯や保温などすべて含む)
サイズ | 平均消費電力(年間) | 電気代(年間) |
3合以上5.5合未満 | 39.85kWh | 1,236円 |
5.5合以上8合未満 | 62.6kWh | 1,941円 |
10合以上8合未満 | 124.7kWh | 3,866円 |
IH炊飯器
近年の主流となっているタイプがこのIH炊飯器。磁力線の働きを利用し、高い火力で釜全体を発熱させることでムラなく短時間での炊飯が可能です。全体的にふわふわと仕上がり、3合以上炊く場合でもおいしく仕上がるのが特徴です。しかし、マイコン炊飯器よりも炊飯器代が高価なため注意しましょう。
年間の電気代(炊飯や保温などすべて含む)
サイズ | 平均消費電力(年間) | 電気代(年間) |
3合以上5.5合未満 | 51.12kWh | 1,585円 |
5.5合以上8合未満 | 83.80kWh | 2,598円 |
10合以上8合未満 | 129.6kWh | 4,018円 |
上記の表を比較すると、サイズによって異なりますが3合以上5.5号未満だと年間の電気代は約1,300円から1,600円ということが分かりました。
また、IH炊飯器よりマイコン炊飯器の方が電気代が安い傾向です。1度の炊飯で3合以上は炊かないご家庭であれば、マイコン炊飯器でも問題なくおいしいご飯が食べられそうです。
注意したいのが、比較しているマイコン炊飯器は省エネ基準を達成した炊飯器を使用している点で、長年利用している古いマイコン炊飯器モデルの場合は、電気代が高くなる場合があることです。
出典:
経済産業省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ 2022年版」
※全国家庭電気製品公正取引協議会の定める1kWhあたりの電力量単価31円を元に計算。
炊飯と早炊きだと電気代は変わるの?
結論から言うと、通常炊飯と早炊きで電気代に大きな差はありません。早炊きは、炊飯時間を短縮する機能ですが、その分、高い火力で加熱するため、消費電力自体は高くなります。しかし、炊飯時間が短い分、使用時間が少ないため、結果的に電気料金はほとんど変わらないもしくは安いことが多いのです。
そのため、節約のために早炊きを利用しないといった行動はあまり意味がありません。
通常炊飯と早炊き比較表
炊飯方法 | メリット | デメリット | 電気代(1回あたり) |
通常炊飯 | ご飯がふっくら炊き上がる | 炊飯時間がかかる | マイコン:4.8円/IH:5.3円 |
早炊き | 炊飯時間が短い | ご飯が固くなりがち | マイコン:4.6円/IH:5円 |
保温機能の電気代
炊飯器の保温機能は、炊飯後もご飯を温かい状態に保つ便利な機能ですが、長時間保温すると電気代がかかります。炊飯器の保温機能は、1時間あたり約0.3円~0.5円の電気代がかかると言われています。
1日中保温していると、1日あたり約7円~12円の電気代がかかる計算になります。
炊飯する電気代よりも高くつくため、ご飯を炊いたらできるだけ早く食べる、保温時間を短く設定する、冷凍保存するなどして、無駄に保温機能を使わないようにした方が節約になります。
炊飯器の電気代を抑える賢い使い方
炊飯器の電気代を抑えるためには、以下のポイントに注意してみましょう。
- 適切な容量の炊飯器を選ぶ
- 保温時間を短くする
- タイマー予約機能を活用する
- 炊飯ジャーは清潔に保つ
- まとめ炊きする
家族の人数よりも大きすぎる容量の炊飯器は、炊飯の電気代が高くなるだけでなく、保温機能でも電気代が高くなります。
ご飯を炊いたら、できるだけ早く食べきり、保温時間は必要最低限にしましょう。
また、ご飯を食べ終えたり、冷蔵・冷凍保存する用意ができたりした場合は、保温機能をすぐに切りましょう。長時間保温すると、電気代が無駄になるだけでなく、ご飯も劣化しやすくなります。
タイマー予約機能を活用すれば、朝起きたときや仕事から帰ってきた時に、炊きたてのご飯を食べることができます。早く炊く必要もないため、エコ炊き機能があれば節電しながら炊けるでしょう。
炊飯ジャーの内側に汚れが付着していると、熱効率が悪くなり、電気代が高くなる原因になります。定期的に清掃を行いましょう。
炊飯器は1合でも3合でも電気代は変わりません。一度に炊いてすぐに保存すれば電気代の節約になります。
まとめ
今回は、炊飯器の電気代について解説しました。炊飯方法や保温時間などを工夫することで、炊飯器の電気代を節約することができます。今日からできることから実践して、家計に優しい暮らしを実現しましょう。