• 電気

2025.03.27

家の中で起きる漏電の原因は?安全な暮らしを守るための基礎知識


「パチパチ」という異音、電気が突然切れる…もしかしたら、それは漏電のサインかもしれません!漏電は火災や感電など、私たちの生活を脅かす危険なトラブルです。

今回は、家庭で起きる漏電の主な原因から、もしもの時の対処法までご紹介します。漏電の基礎知識を改めて確認し、安全な暮らしを築きましょう。

漏電とは?

漏電とは、電気が本来流れるべき電気配線や電化製品から外れて、壁や床などに流れ出てしまう現象のことです。

電気は通常、決められた回路を通るようにできており、電気配線や電化製品は決められた場所以外に電気を通さないよう絶縁され、周辺へ電気が漏れることはありません。

しかし、電気は抵抗の少ない道を通る性質上、絶縁体が損傷していたり、配線が劣化していたりすると、そこから漏れてしまうことがあります。これが漏電です。

人体に触れると感電、建物に漏れ出てしまうと漏電火災を引き起こしてしまう原因となります。

漏電が起こる原因


漏電は、さまざまな原因によって発生します。ここでは、家庭で起きる漏電の主な原因を5つに分けて解説します。

1. 電化製品の故障・劣化

長年使用した電化製品は、経年劣化によって内部の配線が傷んだり、絶縁体が劣化し、漏電を引き起こすことがあります。特に、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの大型家電は、長期間にわたり利用される場合が多く、絶縁体が劣化していても問題なく使用できてしまうため、漏電のリスクが高く注意が必要です。

2. 配線器具の劣化・破損

コンセントやスイッチなどの配線器具も、長年の使用や湿気などによって劣化し、漏電の原因となることがあります。さらに、コードを引っ張ってプラグを抜いたり、角度をつけて曲げたりすることで、コードやプラグが溶けることや破損につながる原因になります。

また、コンセントにほこりが溜まっていると、トラッキング現象と呼ばれる火災の原因になることもあります。

3. 小動物による破損

家の壁や天井裏に設置されている電気配線は、経年劣化はもちろん、ネズミなどの害虫による被害によって損傷し、漏電を引き起こすことがあります。

ペットに配線をかじられたり、引っ掻かれたりすることも考えられますので、配線は整理しておくことが大切です。

4. 水濡れ

水は電気をよく通すため、電化製品や配線器具が水に濡れると、漏電を引き起こす危険性があります。

特に、キッチンや浴室など、水回りでの電気の使用には注意が必要です。

5. タコ足配線

家庭のコンセントは、1箇所でプラグが挿せるのは2つほどが多い場所でしょう。あれこれと用事を済ませたいときに役に立つのが、電源タップです。

電源タップは、同じコンセントで挿せるプラグが増える便利アイテム。しかし、接続する電化製品が増えたり、配線を無理に引っ張ることが増えるため、コードが傷つきやすく漏電する可能性が高くなります。

また、1つのコンセントで同時に使用できる電気の大きさは、一般的に1500Wまでと決まっていますが、タコ足配線でつなぐことで過剰に電気を使用してしまうことがあります。決められたワット数以上に電気を使用すると、コードが発熱し火災になってしまう危険性が高まります。

漏電のサイン

漏電は、目に見えない場所で発生することが多いため、早期発見が難しいトラブルです。しかし、いくつかのサインに気づくことで、未然に防ぐことができる可能性があります。

漏電のサイン例

  • 漏電ブレーカーが落ちた
  • 電気料金が急に高くなった
  • 電化製品の調子が悪い(電気がついたり消えたりする、異音がするなど)
  • コンセントやスイッチが熱くなっている
  • コンセントにプラグを差し込むと火花が出る
  • 金属部分に触れるとピリピリと感電するような感覚がある
  • 焦げ臭いにおいがする

これらのサインに気づいたら、すぐに専門業者である電気工事店に点検を依頼しましょう。
また、漏電ブレーカーが落ちた場合は復旧し、どこが原因かを突き止めましょう。

漏電ブレーカーの対処法

漏電は、目に見えないため怖いものですが、どこで漏電しているか探し適切に対応することが求められます。操作に不安がある場合は、契約中の小売電気事業者もしくはお住まいの地域電力会社へ連絡しましょう。

  1. すべてのブレーカーを「切」にする
  2. アンペアブレーカーと漏電ブレーカーを「入」にする
  3. 安全ブレーカーを1つずつ順番に「入」にする
  4. 漏電ブレーカーが落ちれば、そのタイミングで「入」にした回路が漏電箇所と特定できる
  5. 漏電している部屋の安全ブレーカーを「切」にする
  6. その他の漏電ブレーカーを「入」にすれば、漏電しているお部屋以外の電気は復旧できる
  7. 専門業者に点検・修理を依頼

原因箇所を特定したあとは、適切な修理を行いましょう。それには専門知識が必要です。自己判断で修理しようとせず、必ず専門業者に依頼しましょう。

まとめ

電気は大変便利なものですが、使い方を間違えると、私たちの生命や財産を脅かす危険性があります。今回ご紹介した内容を参考に、漏電のリスクを正しく理解し、安全な暮らしを実現していきましょう。

コラム一覧に戻る