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2023.12.05

【2023年最新】電気代を下げる!消費電力量が多い家電4つの省エネ方法をご紹介します

寒い冬は、たくさんの暖房器具の使用で電気代が高くなりがちです。日々の生活の中で、省エネに貢献し、節電したいと考えている方も多いことでしょう。しかし、実際にはどんな点に注意したら良いかイマイチわからない方も多いと思います。
この記事では、消費電力量が多い、エアコン、冷蔵庫、照明、テレビの4つの家電の節電方法をご紹介いたします。

エアコン

冬場の家電の電気消費量1位であるエアコンは、一般的に夏よりも電気代が高くなります。エアコンは室温が設定温度になるまでフル稼働しますが、冬は外気温と設定温度の差が夏より大きいので、より長い時間稼働する必要があるためです。
電気代は、基本的に「電気料金単価×消費電力×使用時間」で算出されるため、外気温と室温の差が少ないほど節約につながります。つまり、室温を設定温度に早く達成できれば、電気代の節約につながります。

1.室温は20℃を目安にする

外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃に下げた場合(使用時間:9時間/日)

  • 省エネ効果(年間) 53.08kWh
  • 節約可能な金額   約1,430円

環境省が推奨している室温は夏季28℃、冬季20℃なので、目安にすると良いでしょう。
目詰まりしたフィルターの清掃や、カーテンを厚手のものにするなどの対策と合わせれば、さらなる効果が期待できそうです。

2.必要なときだけつける

暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃)

  • 省エネ効果(年間) 40.73kWh
  • 節約可能な金額   約1,100円

最近のエアコンは省エネに特化したものが多いので、なかなか部屋が暖まらないなど調子が悪いと感じる場合は、買い替えを検討しても良いかもしれません。
2022年5月には、エアコンの省エネ基準の見直しが行われ、APFと呼ばれる通年エネルギー消費効率が高い製品に、5.0〜1.0までの多段階評価する統一省エネラベルに刷新されました。

統一省エネラベル

画像:「統一省エネラベルが変わりました」より引用

家電量販店で実物を見て選ぶ際には、貼られているラベルを参考にしてみてください。また、『省エネ性能カタログ電子版』では、家電メーカー各社が出している家電の省エネ性能をリストにして公開していて、APF、多段階評価点、省エネ基準達成率の列を参考に、比較検討することが可能です。
省エネ性能カタログ電子版:https://seihinjyoho.go.jp/catalog/

冷蔵庫

冬の電気消費量第2位の家電は実は冷蔵庫なんだそうです。食材を新鮮な状態で保存するために電源を抜く事も少なく、通年で稼働していることが理由に挙げられます。

1.ものを詰め込みすぎない

詰め込んだ場合と、半分にした場合の比較

  • 省エネ効果(年間) 43.84kWh
  • 節約可能な金額   約1,180円

2.無駄な開閉はしない

旧JIS開閉試験※の開閉を行った場合と、その2倍の回数を行った場合の比較
※旧JIS開閉試験:冷蔵庫は12分ごとに25回、冷凍庫は40分ごとに8回で、開放時間はいずれも10秒

  • 省エネ効果(年間) 10.40kWh
  • 節約可能な金額   約280円

3.開けている時間を短くする

開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合の比較

  • 省エネ効果(年間) 6.10kWh
  • 節約可能な金額   約160円

4.設定温度を適切にする

設定温度を「強」から「中」にした場合(周囲温度22℃)

  • 省エネ効果(年間) 61.72kWh
  • 節約可能な金額   約1,670円

5.壁から適切な間隔で設置する

上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合の比較

  • 省エネ効果(年間) 45.08kWh
  • 節約可能な金額   約1,220円

照明器具・電球

エアコン、冷蔵庫に続いて第3位の照明です。照明器具は、省エネ性能の高いものを選んだり、電球の種類を変更したりすることで、省エネ効果が違ってくるため選び方が重要です。

1.LED照明器具にする

LED照明器具は、蛍光灯照明器具に比べて、電気代が安く、寿命が長いです。また広く普及したことにより以前より価格も下がっていますので、照明器具を買い替える際にはLED照明器具に変更しても良いでしょう。

2.蛍光ランプに取り替える

54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換した場合

  • 省エネ効果(年間) 84.00kWh
  • 節約可能な金額   約2,270円

3.省エネ型のLEDランプに取り替える

54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換した場合

  • 省エネ効果(年間) 90.00kWh
  • 節約可能な金額   約2,430円

4.点灯時間を短くする

【白熱電球】:54Wの白熱電球1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

  • 省エネ効果(年間) 19.71kWh
  • 節約可能な金額   約530円

【蛍光ランプ】:12Wの蛍光ランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

  • 省エネ効果(年間) 4.38kWh
  • 節約可能な金額   約120円

【電球形LEDランプ】:9Wの電球形LEDランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

  • 省エネ効果(年間) 3.29kWh
  • 節約可能な金額   約90円

テレビ

最後に取り上げるのはテレビです。なんとなくつけて、そのままつけっぱなしにしてしまいがちですが、少し気を付けるだけで消費電力量を減らすことができます。

見ないときは消す

  • リモコンで電源をOFFに
  • 旅行等で長期間使用しない時は、本体の主電源でOFFにするか電源プラグを抜く

※主電源を抜くと、録画機能や番組表の自動ダウンロードなどができなくなる機種があるのでご注意ください。

画面を明るすぎないように設定する

テレビ(32V型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした液晶の場合

  • 省エネ効果(年間) 27.10kWh
  • 節約可能な金額   約730円

この記事では4つの代表的な家電について紹介しましたが、経済産業省資源エネルギー庁が運営する『省エネ型製品情報サイト』では、そのほかの家電の省エネ情報も調べることができますのでぜひご確認ください。
省エネ型製品情報サイト:https://seihinjyoho.go.jp

省エネによる電気代の節約だけでなく、電気プランを自分の生活に適したものに見直すことで電気代の節約につながります。ストエネでは、家族・一人暮らしなど家族構成に合わせたプランをご提供しています。
もう少し詳しく知りたいという方は、ぜひ一度下記のページをご覧ください。
https://sutoene-service.jp/wp/service/electricity/

簡単に実践できることばかり

冷蔵庫や照明など身近な家電の省エネ方法をご紹介しました。それぞれは小さなことでも、家電ごとに省エネ方法を実践するだけで数千円〜1万円もの電気代の節約につながります。家計にも地球にもやさしいので無理のない程度に、参考にしてみてください。

出典:
省エネ家電の上手な使い方・選び方「エアコン」
https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/pdf/guide_aircon_2022.pdf?update=221130
冬季の省エネ・節電メニュー
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/media/data/2023_winter/setsudenmenu_katei02.pdf
2022年省エネラベルガイドブック エアコンの統一省エネラベルが変わりました。
https://seihinjyoho.go.jp/pdf/newlabel_guidebook_221001.pdf
ウェブ漫画「寒がりなわたしが、冬の省エネをはじめたきっかけのお話。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/comics/
省エネ家電の上手な使い方・選び方「電気冷蔵庫」
https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/pdf/guide_refrigerator_2022.pdf?update=221130
省エネ家電の上手な使い方・選び方「照明器具」
https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/pdf/guide_hilight_2022.pdf?update=221130
省エネ家電の上手な使い方・選び方「電球」
https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/pdf/guide_hilamp_2022.pdf?update=221130
省エネ家電の上手な使い方・選び方「テレビ」
https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/pdf/guide_tv_2022.pdf?update=221130

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